2023.07.20
今回は、月一読書の活動で社員が読んだ本と、その中で気になった項目についてご紹介します。
【読んだ人】
オンデマンド部C
【書名】
『1分で信頼を引き寄せる魔法の聞き方』
【著者】
渡辺 直樹
【発行所】
朝日新聞出版
【発行日】
2019年2月28日
【本を手に取ったきっかけ】
「1 分で」という短時間で信頼を引き寄せるというタイトルの意味が知りたかったから。
【気になった項目】
共感をベースにする聞き方は、事実関係を明らかにしたり、個人的な興味で聞くのではなく、「相手の気持ちを聞く」聞き方だと言えます。
「共感」は、自分の気持ちはひとまず横において、「あなたはそうなのですね」と相手の気持ちを理解すること。同感はどちらかというと自分本位の聞き方です。
相手はただ話を聞いてもらいたいだけなので、こちらからは余計なアドバイスはせず、ただ共感だけを示します。
フィルター、枠組みが自分とはまったく違う相手を目の前にしている、というのを常に意識して、相手の話を、そのまま聞けるようにするのが「魔法の聞き方」。
どんな時にでも常に共感をベースに相手中心に聞かなければならない、ということではなく、ときには相手中心の聞き方もできる選択肢を持っているということが「魔法の聞き方」のポイント。
相手が話し終えないうちに言葉をかぶせるのは、相手に悪い印象を与える最もやってはいけない聞き方。まずは「最後まで聞く」という癖をつけましょう。
基本は、うなずき・相づち・繰り返しを行う。
「あ、はい」「ですね」「なるほどですね」といったもので、気にしない人もいますがビジネスシーンや初めて会う人との会話では注意が必要です。
「いや」「でも」などのネガティブな言葉は出さず、たとえ相手が間違っていると思っても、その自分の気持ちを感じながらまずは「そうですね」といったん肯定で受けます。
うなずきと相づちは相手に「聞いていますよ」と伝えるためのサインであり、ゆったりと落ち着いた口調で相づちを打つ。
(例:「はあい」「ふうん」「へえー」「ほおー」といったもの)
「はふへほ相づち」とは逆に、うなずきや相づち、話し手の話すスピード、声の大きさ、トーン、リズム、息遣いなどに、意図的に合わせるペーシングという方法もあります。
(相手が速く話しているときは同じように速く、楽しい話は楽しく、など、相手の表情や態度などを観察し意識しながらそこにあわせるものです。)
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