2023.05.17
2023年5月。ハンドメイド・手作り・クラフト作品の通販、販売サイト Creemaにて余り紙の販売を始めました。
https://www.creema.jp/creator/7994756
これには大きく分けて3つの理由・想いがあります。
㈱プリントワークスの現在のメイン事業は紙ものの印刷です。ペーパーレス社会になった現在も、紙だからこそ意味のある、カタログやチラシ、名刺など、多くのご注文をいただいております。
しかし、紙の購入は、予備を含めた上で発注ロットに合わせるため、実際に使用する枚数より殊の外多くなり、常に在庫を抱えることとなります(紙を取り扱う印刷会社様はどこも同じではありますが)。生モノではないため、いつか使うためにとっておくこともできますが、場所をふさぐことはあらゆる業務の効率を下げ、お金の無駄につながるため、「もったいない」ことだと言われます。その場所が空いていれば、新たな価値を創出することができるからです。空間の無駄=時間の無駄=お金の無駄とも言えます。しかしながら、それを邪魔だからと廃棄してしまうのは簡単なことではありますが、再生紙に生まれ変わるとしても、環境問題の観点においてそれほどまでに「もったいない」ことはありません。
そこで、通常の「お客様からご注文をいただいた印刷物に合わせて紙を購入・使用する」という流れとは逆の、「既にある在庫から商品を作る」方向を考え、まずは第一歩として「余り紙の加工・販売」を始めることにしたのです。
ちなみに、「もったいない」といえば、2005年、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさんが、初来日した際に出会い、感銘を受けられた言葉です。そしてその後彼女は、この美しい日本語を、環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱しました。
これは、2015年に国連総会で、持続可能な開発のための17の国際目標であるSDGsが提唱される10年前のことですが、今改めて、注目されている言葉とも言えます。
㈱プリントワークスの事業は、法人のお客様のみに対象を絞っているわけではありませんが、現状はBtoBのお客様がほとんどです。
そんな中、「私たちのサービスを通じて社会に貢献し一人でも多くの笑顔を創造する」という企業理念を、日々のご提案や納品物の中で実現しようと努めていますが、直接エンドユーザー様の喜ぶ顔も見たい、という想いもあり、調査を進めた結果、ハンドメイド系のネットショップ販売に辿りつきました。
手作りのアクセサリーやクラフト作品を販売される方、そしてそれを購入される方が集まる市場は、まさに当社が持っているデザイン・印刷・製本技術や、ふんだんにある紙などを活用して、一般の方の笑顔を作れる場であると思い至ったのです。
「一人でも多くの笑顔を創造する」ためには、既にお付き合いのあるお客様のご期待に様々な角度からお応えしていくだけでなく、事業の幅を広げ、それを発信していく必要があります。そしてもちろん、現代においてそれが有効にできるのがSNSです。一般的には個人の間やBtoCのイメージが強いものの、多くのBtoB企業様がSNSを活用しています。
とはいえ、当社の案件は、法人のお客様の印刷物など、インターネット上で簡単に紹介できないものが多いのも事実です。そのため、ここにも「BtoCを含めて既に持っているものを販売する」ことの意義があるのです。
SNSで発信できる案件があることで、まずは会社の存在を多くの人に知ってもらうことができます。そして、個人の方に知っていただければ、その方がお勤めの企業様からご注文をいただくこともできるでしょうし、逆に企業同士でお付き合いをする中でネットショップの存在も知っていただければ、その企業様の従業員である個人の方と繋がれる場にもなると考えています。
こうした想いがあり始めたネットショップ販売です。まだまだ商品は少ないですが、「一人でも多くの笑顔を創造する」新たな場となるように努めてまいりますので、見守っていただけますと幸いです。
また、今回はネットショップ販売開始にかける想いを語らせていただきましたが、実際にゼロから新事業をどう立ち上げたのか、そして今後はどういったこと進めていきたいか、次のブログでご紹介していきたいと思っています。
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