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月一読書 2023年4月 営業部M

2023.05.15

今回は、月一読書の活動で社員が読んだ本と、その中で気になった項目についてご紹介します。

【読んだ人】
営業部M
【書名】

『チクチク・いやみ・理不尽と感じる「ほんのひと言」に傷つかなくなる本』
【著者】

大嶋信頼
【発行所】

大和書房
【発行日】

2021年4月25日
【本を手に取ったきっかけ】

些細なことに傷ついてしまうことの対処法が気になったから。

【気になった項目】

1. 嫌なことを言われると「頭が真っ白」になっていつものように働かなくなり、時間が経ってから「なんであの時何も言えなかったんだろう」と後悔するのにその場になると何も言えずに涙目になるのは、血糖値の問題。

心理学のストレス刺激実験で、「嫌なことを言われたら頭が真っ白になってしまう」人が「大きな音のストレス刺激」を受けた時、血糖値を抑えるホルモンが大量に分泌されて血糖値が下がったが、「嫌なことを言われたらちゃんとその場で言い返せる人」は「大きな音のストレス刺激」で血糖値が上がるため、その場で言い返すことができる。

2. お肉だけを食べて「糖質」をカットすることで血糖値がストレスで下がらなくなる。

肉食ケトジェニックダイエットという食事療法を「頭が真っ白になる」という人が実践したら、その場で言いたいことが言えるようになった!と変化したことも。

3. まじめで妥協できない人ほど頭が真っ白になりやすい。

まじめで妥協できない人は左脳でゴチャゴチャと考えてしまい左脳の電位が高くなり、右脳では「まあいいじゃない!」とか「柔軟にやれば!」と感じているのにそれを無視してしまうから左脳と右脳の電位差から「ビビビッ」と大量の電気が発生してしまって、感電した状態で「頭が真っ白」となってしまう。

4. 場の空気が読めない人は「人の気持ちを考えていない」と思われているが、逆に「場の空気を読まなければ」と思って「人の気持ちを考えすぎる」ということをやっていたりする。

周りの人の言葉ばかりを真に受けてしまい、左脳が活発に働いて、右脳の感覚的な情報を使うことができないから、左右の電位差で大量の電気が脳内に発生して場の空気が読めない発言や行動をして「あーあ!」という残念なことになり、頭が真っ白になる。

→相手の表情や仕草をイメージすると右脳が活発に働いて、左脳と右脳の電位差がなくなる。「相手の気持ちを考えすぎちゃう」となり始めたら、相手になりきってみて相手の気持ちを感じてみる。「相手になりきる」と思うだけで、右脳が「相手の感覚を感じる」とか「相手の表情を確かめる」という想像の作業を自動的にやってくれる。

5. あなたの心を乱すフレーズは、言った人の心の乱れ。

例:親が子供に「なんでちゃんと勉強しないの!」と怒鳴ると、「なんで」という心を乱すフレーズがあるため子供は頭が真っ白になって勉強ができなくなる。親は本当に勉強をやらせたいのなら「そろそろ勉強の時間よ!」とか「この前買ってきた参考書を一緒にやってみようか!」というのが効果的なのに。それは親自身も「ちゃんと勉強をしてこなかった」という罪悪感更には「自分も調子が悪くて家でだらだらしている罪悪感」もあるから、子供を「なんで!」と責めて「怠け者」で「やるべきことをやらない嘘つき」という極悪人に仕立てて、子供を親の中にある罪悪感の免罪符にしている。

→心乱されるフレーズを言われて頭が真っ白になりそうになったら「これは私のものじゃない!」と心の中で自分の存在を消して、罪悪感を自分のものにしないこと。

6. 頭が真っ白になる=「相手の立場に立って相手の苦しみを請け負ってしまうこと。」

自分の苦しみなら軽減できるが、相手の苦しみは自分では処理できずにパニックになるが、自分のものだと思い込んでいる。
頭が真っ白になる人は周りから自信がある印象を持たれ、本人も虚勢を張っているが、虚勢は張れば張るほど自己肯定感が下がる。その結果、「周りの人の気持ち」に敏感になり、「自分には価値がないことがバレてしまうのでは?」とビクビクする。

7. 頭が真っ白になる人は、ぱっと見た限り、「人の気持ちを分かってくれるような優しい人」だと印象を持たれて期待されるが、人から請け負った苦しみを自分で処理できずに「苦しくて他の人のことが考えられない!」となるから「人の気持ちが分からない自分勝手な人」と見られてがっかりされてしまう。

「頭が真っ白になる」というのは共感力という才能だという自覚を持つだけでいい。実際に頭が真っ白になった時に「これは誰かから伝わってくる苦しみだ」とわかって、その苦しみを自分のものにしなければ頭が真っ白になることはなくなる。そして、その時にその苦しみが誰からのものかを考えて、「あなたはこんなに苦しんでいるんですね!」と苦しみを抱いている本人にフィードバックできれば「この人、すごい共感力!」とびっくりされるようになる。

8. いくら「頭が真っ白になっている時の苦しみはあなたのじゃない」と伝えても「これは私のものです」となって苦しみのループから抜け出せないのは、「そこから抜け出してしまったら孤独になる」という恐怖が本人の意識できないところにあるから「頭が真っ白になる」という言葉を手放せない。

自己肯定感を低くして、他人の苦しみが流れ込んでくることで「一人じゃない!」という感覚になることができる。

→「頭が真っ白」や「パニック」という言葉では孤独は解消できないことに気がつき、相手の苦しみを請け負わずに相手にフィードバックすればするほど、解消できないと思われていた孤独が相手との一体感でいつの間にか消え去っていく。才能である共感力を適切に使うことで、相手の気持ちが手に取るようにわかり、相手との一体感がかんじられるようになって、シンプルに生きられるようになる。

9. 緊張したときこそ「自分を消す」

ピアノの発表会では「ピアノの先生だったら、この場面ではこんな風に弾いてほしいんだろうな」と自分を消すと、頭が真っ白にならないから自由に指が動く。学校のスピーチでも、失敗したらどうしようと考えるのではなく「先生はどんなスピーチが聴きたいんだろう」と考えた途端、自分の中で固まっていたものが解れて「どんなことでも話していいんだ!」と自由に喋ることができる。そのように「自分を消す」ことは、自分を120%活かすこと。

10. 「自分を消して相手が求めていることをする」というのは「ズルをしている」とか「人に媚を売っているようで嫌だ」と思われるかもしれないが、「相手が求めていること」を想像しているのも「自分」。

「自分を消す」と思いながらも、相手の求めていることを考えているのは自分。「相手に媚を売る」と言っても、目的は頭が真っ白になることから解放されて本来の自分を120%活かすこと。自分を消して「相手が求めていること」に120%の自分を生かすことで、「自由」を手に入れることができる。

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